3月31日(月)、東京株式市場では日経平均株価が前営業日比1502円安
と大幅に下落し、約半年ぶりの下げ幅を記録しました。
前週後半より軟調な地合いが継続していましたが、週末の下げには配当権利落ちの影響も含まれており、本格的なセンチメント悪化は、週明けの世界的な株安によってより鮮明となりました。

欧州主要市場や米国市場も軒並み下落
し、リスクオフの流れが加速。為替市場では円高が進行し、これを受け、アルゴリズム取引による先物主導の売りが膨らみ、日経平均は欧米市場と比較して大きな下げ幅となりました。市場の不安心理を示す日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)は一時30%を超えて急騰し、警戒感が高まる展開となりました。
この急落の背景には、トランプ米政権による関税政策の影響
が指摘されています。現時点ではハードデータへの直接的な影響は限定的であるものの、先行きの不透明感から過度なリスク回避姿勢が強まり、更なる株価下落を招く可能性も考えられます。また、トランプ政権の関税発動前の駆け込み需要の反動により、4月以降、各国の輸出が大幅に減速する懸念も燻っています。加えて、米国経済におけるスタグフレーション懸念も浮上しており、市場では、過去の米国の高関税政策が世界恐慌を深刻化させた事例が想起されています。
トランプ政権の動向を映すバロメーター
として、米国株式市場の動向が注視されており、特に主要ハイテク株の調整が目立っています。ナスダック総合指数は既に12ヶ月移動平均線を明確に下抜けており、東京市場においても、昨年8月のような急落局面が再来する可能性が意識され始めています。
一方で、直近の急落局面においては、ヘッジ目的の買い戻しや、下値を意識した投機的な空売りも増加している可能性が考えられます。今週は、米国の対中相互関税の詳細や自動車関税の発動、そして3月の米雇用統計発表といった重要イベントが控えています。また、例年3月末は機関投資家等のポジション調整による売りが出やすいアノマリーも存在します。過去10年間のデータでは、外国人投資家は3月に売り越しとなることが多い一方、4月には買い越しに転じる傾向が見られます(2020年のコロナショック時を除く過去9回)。このアノマリーを考慮すれば、本日の急落は中長期的な視点では押し目買いの好機と捉えることもできるかもしれません。
ただし、昨年8月の急落で市場の基盤は脆弱化しており、
今回のような大幅な下落が繰り返されるようであれば、中長期的な下値リスクは増大します。テクニカル分析の観点からは、日経平均は昨年9月以降のレンジを下放れしており、下降トレンドへの転換を示唆する可能性も念頭に置くべきでしょう。
また、米国株式市場の単独での上昇トレンドの終焉
も視野に入ってきており、金価格の高騰は、投資資金がリスク資産から逃避し、安全資産へとシフトしている兆候、あるいはドルの信任低下の表れと解釈することも可能です。
明日以降の経済指標としては、国内では有効求人倍率、失業率、日銀短観、新車・軽自動車販売台数、海外では中国製造業PMI、豪小売売上高、豪中銀政策金利、ユーロ圏消費者物価指数・失業率、米雇用動態調査(JOLTS)、ISM製造業景況感指数などが予定されており、これらが今後の市場の方向性を左右する要因となるでしょう。
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