「仕事中に株価が気になるけど、スマホを何度も開けない…」 「証券会社のアプリは、余計な通知が多くて大事な情報を見逃す…」
もしあなたがそう感じているなら、「自分専用の通知システム」を自分で作ってみませんか?
「えっ、プログラミング? パソコンも持ってないし無理だよ」
そう思ったあなた。 実は、今の時代、スマホ1台あれば無料でシステム開発ができます。
今回は、私が開発している市場分析システム『MONOLITH』の技術を少しだけ切り出して、「コピペだけで動く、あなた専用の株価通知Bot」の作り方を公開します。
所要時間はたったの5分。通勤電車の移動中に完成します。

- 1. 使う道具は「Google」と「LINE」だけ
- 2. 手順①:LINEの「鍵」と「ID」を入手する
- 3. 手順②:魔法のコードをコピペする
- 4. 手順③:実行ボタンを押す
- ⚠️ 無料枠についての注意点
- 「受け取る側」から「作る側」へ
- ⚠️ 開発者としての注意点
- まとめ:その「小さなプログラム」が、システムトレードの第一歩
1. 使う道具は「Google」と「LINE」だけ
特別なアプリのインストールは一切不要です。ブラウザ(SafariやChrome)だけで完結します。
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Google Colab(グーグル・コラボ): Googleが提供している「ブラウザで動くプログラミング実行環境」。これを使えば、古いスマホでもスーパーコンピュータ並みの処理ができます。
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LINE Messaging API: 企業公式アカウントなども使っている「プロ仕様」の通信システム。以前流行った「LINE Notify」が終了したため、今回はこちらの本格的な技術を使います。
2. 手順①:LINEの「鍵」と「ID」を入手する
まずは、通知を送るための準備です。 「開発者登録」といっても、「3回クリックして、2つの文字列をコピーするだけ」です。怖がらずに進んでください。
STEP 1:チャンネル(Bot)の作成
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にアクセスし、「ログイン」から自分のLINEアカウントで入ります。LINE Developersコンソール

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初めての場合は名前とメアドを登録してアカウント作成(無料です)。
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「新規プロバイダー作成」をタップ。名前は「自分用株Bot」など適当でOK。
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次に「Messaging APIチャネル作成」を選択します。
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会社・事業者の所在国: 日本
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チャネル名: 「株価通知くん」など(これがLINEの友達名になります)
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チャネル説明: 「自分用」と入力
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大業種・小業種: 「個人」「その他」などを適当に選択
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入力が終わったら、規約に同意して「作成」。
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STEP 2:鍵(アクセストークン)の入手
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作成したチャネルの画面で、「Messaging API設定」タブをタップ。
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一番下にある「チャネルアクセストークン(長期)」の「発行」ボタンを押す。
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出てきた長い英数字をコピーして、スマホのメモ帳に貼っておきます。
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これが「Botを動かすための鍵」です。
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STEP 3:あなたのID(送信先)の入手
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同じ画面の「チャネル基本設定」タブをタップ。
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下の方にスクロールすると「あなたのユーザーID」という項目があります(
Uから始まる33文字くらいの文字列)。 -
これをコピーして、メモ帳に貼ります。
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これが「配達先の住所」になります。
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STEP 4:友達追加(重要!)
3. 手順②:魔法のコードをコピペする
準備完了です。ここからが本番。開発者気分を味わってください。
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スマホのブラウザで
を開きます。Google Colab -
「ノートブックを新規作成」をタップ。
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出てきた入力欄に、以下のコードを丸ごとコピーして貼り付けてください。

▼ コピペ用コード(Python)
# === 設定エリア(さっきメモした2つをここに貼る!) ===
# "" の中に貼り付けてください
CHANNEL_ACCESS_TOKEN = "ここに長いアクセストークンを貼り付ける"
USER_ID = "ここにUから始まるユーザーIDを貼り付ける"
TARGET_CODE = "9691.T" # 監視したい銘柄コード
# ==========================================
# 必要な機能をインストール
!pip install yfinance -q
import yfinance as yf
import requests
import datetime
import json
def job():
# 1. 株価データを取得
print(f"データ取得中: {TARGET_CODE}...")
stock = yf.Ticker(TARGET_CODE)
# 直近のデータを取得
data = stock.history(period="1d")
if data.empty:
print("データが取れませんでした")
return
current_price = int(data['Close'].iloc[-1])
# 2. メッセージを作成
today = datetime.datetime.now().strftime('%H:%M')
message_text = f"【株価通知】{today}\n銘柄: {TARGET_CODE}\n現在値: {current_price:,}円"
# 3. LINE Messaging APIに送信
url = "https://api.line.me/v2/bot/message/push"
headers = {
"Content-Type": "application/json",
"Authorization": f"Bearer {CHANNEL_ACCESS_TOKEN}"
}
payload = {
"to": USER_ID,
"messages": [
{
"type": "text",
"text": message_text
}
]
}
try:
response = requests.post(url, headers=headers, data=json.dumps(payload))
if response.status_code == 200:
print(f"✅ 送信成功!LINEを見てみてね。\n内容: {message_text}")
else:
print(f"❌ エラー: {response.status_code} {response.text}")
except Exception as e:
print(f"通信エラー: {e}")
# テスト実行
print("システム起動...")
job()
4. 手順③:実行ボタンを押す
コードを貼り付けたら、 CHANNEL_ACCESS_TOKEN = "..." の " と " の間に、さっきメモした鍵を。 USER_ID = "..." の間に、あなたのIDを貼り付けてください。
あとは、コードの左側にある「▶(再生マーク)」をタップするだけ。
数秒待って… あなたのLINEに、自作Botから通知が届きましたか?
【株価通知】銘柄: 9691.T 現在値: 5,060円
おめでとうございます。 これであなたは、「システム開発者」の仲間入りです。

⚠️ 無料枠についての注意点
今回使った「Messaging API」のフリープラン(無料枠)では、月に200通まで無料でメッセージを送れます。 1日1回の通知なら、平日毎日送っても余裕ですが、10分おきに通知するなど連射しすぎると月末に届かなくなるので注意してください。 「ここぞ」という朝の1回や、大引けの確認に使うのがコツです。
「受け取る側」から「作る側」へ
今回作ったのは、たった数行のシンプルなプログラムです。 しかし、その仕組みは私が運用している巨大システム『MONOLITH』と同じです。
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市場からデータを取る
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加工する
-
通知する
このサイクルを極め、3000銘柄を監視し、AIで歪みを検知するように進化させたのが私のシステムです。
まずはこの「小さなBot」で、システムトレードの便利さを体感してみてください。 そして、「もっと高度なことがしたい」「LINEの200通制限を気にせずDiscordで無限に管理したい」と思ったら、またこのブログを覗きに来てください。
その時は、もっと深い「深淵(ログ)」をお見せできると思います。

最後にもう一度、保存されているか確認してください。
⚠️ 開発者としての注意点
このシステムは無料で強力ですが、Google Colabという「借り物の環境」を使うため、いくつかの制約があります。
まとめ:その「小さなプログラム」が、システムトレードの第一歩
いかがでしたでしょうか。
今回作成したコードは、わずか数十行のシンプルなものです。
しかし、やっていることは「市場のデータを取得し、条件を判断し、人間に通知する」という、システムトレードの根幹そのものです。
私が開発している『MONOLITH』も、最初はこのような小さなスクリプトの集合体から始まりました。
- もっと多くの銘柄を監視したい
- 複雑なチャートパターンを検知したい
- LINEの制限を超えて通知したい
そう思った時が、あなたが「初心者」を卒業し、本格的な開発者への道を歩み始めるタイミングです。
このブログでは、今後もMONOLITHの開発ログや、投資に役立つ技術情報を公開していきます。
「動いた!」「便利!」と思ったら、ぜひX(旧Twitter)などでシェアしていただけると、次の記事を書く励みになります。
Good Luck & Good Coding.
(続く)
goldeneggs-investment.hatenablog.jp