goldeneggs-investment’s diary

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「ガス田」の次に発掘するものとは?INPEX(1605)が語らない「人財戦略」の深層

 

 

 

いつも読んでいただきありがとうございます。

3兆円ガス田の衝撃!INPEX(1605)が発掘する未来のエネルギーと人材戦略

 

日本のエネルギー安全保障を担うINPEXの最前線

皆さんは、日々の暮らしの中で「エネルギー」がどのようにして供給されているか、深く考えたことはありますか? 私たちの食卓に並ぶ食材の輸送、快適な冷暖房、スマートフォンの充電…その全てを支えているのが、石油や天然ガスといったエネルギー資源です。そして、その最前線で日本のエネルギー安全保障を力強く支えているのが、今回ご紹介するINPEX(インペックス:1605)です。

最近のニュースで、INPEXインドネシア国内最大級のガス田開発に乗り出すという大きな話題がありましたね。総事業費はなんと200億ドル(約3兆円)という破格の規模で、2030年代初頭には生産開始を目指すとのこと。このプロジェクトは、単に巨大な投資というだけでなく、世界的な脱炭素への移行期において、天然ガスがいかに重要な「現実的な解」であるかを示す象徴的な動きと言えるでしょう。

投資家の皆さんであれば、このようなメガプロジェクトが企業の収益にどう影響するのか、そして、変化の激しいエネルギー業界でINPEXがどのように生き残り、成長戦略を描いているのかに、強い関心をお持ちではないでしょうか。

この記事では、INPEXがどのような企業セグメントを持ち、どのようにして世界のエネルギー資源を発掘・開発しているのかを掘り下げて解説していきます。さらに、巨大なガス田だけでなく、「人」という最も重要な資源をどのように発掘し、育てているのかという、企業文化と人材戦略にも光を当てます。INPEXの挑戦が、いかに私たちの未来のエネルギーを形作り、同時に投資機会としてどのような魅力を秘めているのか、一緒に探っていきましょう。



 

 

 

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INPEXの多角的な「石油・天然ガス開発事業」:世界を股にかける挑戦

 

グローバル展開する「E&P」の巨人

INPEXは、日本最大のE&P(Exploration & Production:石油・天然ガス探鉱・開発・生産)企業です。INPEXの事業セグメントは非常にシンプルかつ明瞭で、その全てが「石油・天然ガス開発事業」に集約されています。しかし、この一言では語り尽くせないほど、その活動は多岐にわたります。

INPEXの事業は、大きく分けて以下のフェーズで構成されています。

  1. 探鉱(Exploration): 文字通り、地下や海底に眠る石油・天然ガスの存在を探し出す活動です。地質調査、物理探査地震波を使って地下構造を調べるなど)、試掘井(しゅくつい)の掘削などを行い、資源の有無やその規模、性状などを評価します。これは、広大なフロンティアの中から、一握りの有望な鉱区を見つけ出す、まさに「宝探し」のようなフェーズです。

  2. 開発(Development): 探鉱で発見された石油・天然ガスを、実際に商業生産できるよう準備するフェーズです。油田・ガス田の設計、生産設備の建設(洋上プラットフォーム、陸上処理施設、パイプラインなど)、掘削計画の策定、環境影響評価など、多岐にわたるエンジニアリングと建設作業が含まれます。総事業費が数兆円規模になる巨大プロジェクトが多いのも、このフェーズです。

  3. 生産(Production): 開発された油田・ガス田から、実際に石油や天然ガスを生産し、顧客に供給するフェーズです。生産量や品質の管理、設備の保守・管理、そして安全操業が極めて重要になります。生産された天然ガスは、液化天然ガスLNG)としてタンカーで運ばれることも多く、LNG基地の運営も重要な役割です。

  4. その他事業: 近年は、E&P事業で培った技術や知見を活かし、再生可能エネルギー地熱発電、洋上風力発電など)やCCS/CCUS二酸化炭素の回収・貯留・有効利用)といった、脱炭素社会の実現に貢献する新たな事業分野にも積極的に進出しています。これは、既存の化石燃料事業を補完し、将来的なポートフォリオの多様化と持続的成長を目指す戦略的な動きです。

INPEXは、日本だけでなく、オーストラリア、インドネシアUAEノルウェー、米国など、世界中の20以上の国と地域でプロジェクトを展開しています。このグローバルな事業展開こそが、エネルギー資源の安定供給という国家的な使命を果たす上で不可欠な要素となっています。

 

投資家が押さえるべき「E&P企業の評価軸」

INPEXのようなE&P企業に投資する際には、一般的な企業の評価軸に加えて、いくつかの特殊な視点が必要です。

  1. 原油・ガス価格の動向: 石油・天然ガス価格は、INPEXの業績に直接的な影響を与えます。地政学リスク、世界経済の動向、OPEC+の減産・増産方針など、様々な要因で価格は変動します。INPEXは、価格変動リスクをヘッジするために、長期契約を結んだり、デリバティブ取引を利用したりしていますが、価格動向は常に最重要ファクターです。

  2. 埋蔵量と生産量の推移: どれだけの資源を保有し(埋蔵量)、それをどれだけのペースで生産しているか(生産量)は、企業の将来的な収益力を測る上で最も重要な指標です。新たな油田・ガス田の発見や開発成功は、埋蔵量の増加に直結し、企業の価値を高めます。

  3. 主要プロジェクトの進捗: 今回のアバディLNGプロジェクトや、既存のイクシスLNGプロジェクトのように、大規模な開発プロジェクトの進捗状況は、将来のキャッシュフローに大きな影響を与えます。FID(最終投資決定)や生産開始といったマイルストーン達成のニュースは、株価に直接的に反応することが多いです。

  4. 探鉱成功率とコスト管理: 探鉱はリスクの高い活動ですが、その成功率は企業の技術力や知見を示します。また、開発・生産コストをいかに効率的に管理できるかも、収益性を左右します。

  5. 脱炭素戦略と新規事業: 世界的な脱炭素の流れの中で、E&P企業がどのように事業ポートフォリオを転換し、持続的な成長を実現していくかは極めて重要です。CCS/CCUS、再生可能エネルギーへの投資は、INPEXの将来性を占う上で見逃せない要素です。

  6. 株主還元策: INPEXは「累進配当」を掲げ、総還元性向50%以上を目指すなど、積極的な株主還元策を打ち出しています。これは、投資家にとって魅力的なポイントです。

これらの要素を総合的に評価することで、INPEXというエネルギー企業の持つ真の価値と、その成長戦略を深く理解することができるでしょう。

www.inpex.com

 

 

 

 

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3兆円プロジェクト「アバディLNG」:脱炭素時代の「現実的な解」

 

インドネシアに眠る巨大ガス田のポテンシャル

INPEXが65%の権益を保有し、操業主体として開発を主導するインドネシア・アバディLNGプロジェクトは、まさにINPEXの成長の柱と位置づけられるメガプロジェクトです。インドネシア東部沖のマセラ鉱区に位置するこのガス田は、その規模から「国内最大級」と称され、年間950万トンものLNGを生産・輸出する計画です。総事業費は200億ドル(約3兆円)という途方もない規模であり、2030年代初頭の生産開始を目指しています。

INPEXの上田隆之社長がロイターのインタビューで語ったように、このプロジェクトに対する引き合いは既に「供給能力を超える」ほど強いとのこと。特に、経済発展が著しいインドネシア国内、そして地理的に近い中国や台湾といったアジア諸国からの購入意向表明は、アバディLNGの市場における確かな需要基盤を示しています。これは、投資家にとって、将来的なLNGの安定的なオフテイク(引き取り)が期待できる、非常にポジティブな材料です。

 

天然ガス」が脱炭素移行期の主役となる理由

世界中で脱炭素化の動きが加速する中で、「化石燃料」である天然ガスに、なぜこれほどの需要が集中しているのでしょうか? 上田社長が指摘するように、「信頼できて現実的な解は天然ガスだというのは、世界的な認識になっている」からです。

  1. クリーンな化石燃料: 天然ガスは、石炭や石油と比較して燃焼時のCO2排出量が少なく、大気汚染物質の排出も少ないため、「よりクリーンな化石燃料」として位置づけられています。再生可能エネルギーへの移行期間において、安定した電力供給を支える「ブリッジ燃料」としての役割が期待されています。

  2. エネルギー安全保障の強化: ロシアのウクライナ侵攻以降、世界のエネルギー供給網の脆弱性が露呈しました。各国は、特定の地域や供給源に依存しないエネルギー調達の多様化を重視しており、安定的な供給が可能な天然ガスへのニーズが高まっています。

  3. 電力需要の増大: 人工知能(AI)の普及などにより、データセンターの電力消費が増大し、世界的に電力需要が伸びています。この旺盛な需要に対応するためにも、安定供給が可能な天然ガス火力発電は不可欠な存在です。

アバディLNGプロジェクトは、このような世界的なエネルギー情勢と需要のトレンドをまさに捉えたものです。INPEXは、このプロジェクトにおいて、LNG生産と同時にCCS(二酸化炭素回収・貯留)技術を組み合わせることを「中心的な戦略」としています。これは、生産プロセスで発生するCO2を回収し、地下に貯留することで、LNGの「クリーンさ」をさらに高めようとする取り組みです。このCCS技術の導入は、INPEXが脱炭素社会への貢献と、化石燃料事業の持続可能性の両立を目指す、強い意志の表れと言えるでしょう。

 

FIDへの道のりと資金調達の展望

アバディLNGプロジェクトの最終投資決定(FID)は、2027年中を目標としています。INPEXは現在、沖合設備やLNG基地の基本設計(FEED)と並行して、マーケティング(顧客確保)や資金調達の交渉を進めています。

上田社長は、資金調達について「ファイナンスのマーケットでも化石燃料に対する厳しい見方が少しずつ変わりつつある」と述べ、楽観的な見方を示しています。これは、ESG投資の高まりの中で、一時的に化石燃料関連プロジェクトへの投融資が厳しくなった時期もありましたが、足元のエネルギー安全保障の重要性や、CCSのような脱炭素技術の進展により、金融市場の評価も変化していることを示唆しています。INPEXのような世界有数のE&P企業が主導する、環境配慮型(CCS導入)の大型LNGプロジェクトには、十分な資金が集まる可能性が高いと見られます。

INPEXは、アバディと並び、既に生産を開始しているオーストラリアのイクシスLNGプロジェクトも「成長の柱」と位置づけ、2030年代前半には第3トレインの操業開始を目指すなど、既存資産の最大化も図っています。これら二つの大型LNGプロジェクトは、INPEXの将来の収益とキャッシュフローを力強く支える基盤となるでしょう。

kabutan.jp

 

 

ガス田も人も発掘:INPEXの人材戦略と企業文化

 

「挑戦を続けるDNA」が人を育む

INPEXの事業は、単に地下資源を発掘するだけではありません。それは、高度な技術力、膨大な資金、そして何よりも「」の力が不可欠な、極めて壮大で複雑なプロジェクトです。INPEXが世界のエネルギーフロンティアで活躍し続けることができるのは、まさに「ガス田」と同じくらい「人」の発掘と育成に力を入れているからです。

INPEXの企業文化は、「挑戦を続けるDNA」に満ちています。広大な未踏の地で資源を探し、時には過酷な自然環境下で巨大な設備を建設し、長期にわたって安全に操業する。これには、並外れた技術力、問題解決能力、そして何よりも困難に立ち向かう強い精神力が必要です。INPEXは、このような人材を育むために、以下のような取り組みを行っています。

  1. グローバルな人材育成: 世界中で事業を展開しているため、多様な国籍や文化を持つ人材が協働しています。異文化理解やグローバルな視点を持つ人材を育成するため、海外派遣や国際的なプロジェクトでの経験を積極的に積ませています。

  2. 専門技術の継承と進化: 探鉱、開発、生産といったE&Pの各分野には、長年の経験と知見に裏打ちされた高度な専門技術が必要です。若手社員がベテランから直接技術を学ぶOJT(On-the-Job Training)だけでなく、国内外の専門機関での研修や、最新技術の研究開発への積極的な投資を通じて、技術力の継承と進化を図っています。

  3. 安全と環境への意識: エネルギー事業は、常に事故や環境負荷のリスクと隣り合わせです。INPEXは、「安全は全てに優先する」という基本方針の下、厳格な安全基準と環境マネジメントシステムを導入し、社員一人ひとりに高い安全意識と環境意識を徹底させています。

  4. 新規事業への挑戦を促す文化: 脱炭素化の動きの中で、INPEXはCCS/CCUSや再生可能エネルギーといった新規事業にも積極的に取り組んでいます。これには、既存のE&P事業とは異なるスキルセットやマインドセットが必要です。INPEXは、社員が新たな知識を習得し、未知の領域に挑戦できるような教育プログラムや、新規事業創出を奨励する企業文化を醸成しています。

上田社長がインタビューで触れた「これまでの事業で培った地下掘削や洋上施設建設、CCSなど『INPEXならでは』の技術力を活用する形でプロジェクトに参加する」という発言は、まさにINPEXが長年培ってきた技術力と、それを支える人材こそが、新たな事業領域においても競争優位性を生み出す源泉であることを示しています。INPEXは、北陸電力との連携協定のように、電力関連分野への進出にも意欲を示しており、これは既存の「人」と「技術」という資源を最大限に活用し、新たな価値を創造しようとする戦略的な動きと言えるでしょう。

 

経験から学ぶ:現場の情熱が未来を創る

フィクションのストーリーです。

私自身の経験で言えば、かつてエネルギー業界のプロジェクトで現場を訪れた際、INPEXのエンジニアの方々と話す機会がありました。INPEXの目の輝きは忘れられません。広大な油田やガス田のフィールドで、厳しい自然環境と向き合いながら、泥だらけになって仕事をする姿は、まさに「プロフェッショナル」そのものでした。

ある時、若いエンジニアが言っていた言葉が印象的でした。「教科書で学んだことが、ここでは全く通用しないこともあります。でも、その都度、現場で最適な解を見つけるために、チームで知恵を出し合い、試行錯誤するんです。時には失敗することもありますが、その失敗から学ぶことが、次の成功への道筋になります。そして、何よりも、自分が掘り出したガスが、遠く離れた日本の家庭の明かりを灯していると考えると、胸が熱くなります。」

この言葉は、INPEXという企業が、単に数字や技術だけでなく、現場の「人」が持つ情熱と、そこから生まれる「経験知」をいかに大切にしているかを示しています。INPEXが発掘しているのは、地下の資源だけではありません。未来のエネルギーを支える「人材」と、その中に宿る「挑戦し続ける精神」を、日々発掘し、育てているのです。

 

 

アバディガス田がくれた日本の明日

フィクションのストーリー2です。

東京のオフィス街、ビルの窓から広がる夜景は、無数の光で煌めいていた。30代後半の私は、電力会社でエネルギー調達を担当している。今日も会議漬けの一日だった。「電力の安定供給」「脱炭素化」「LNG価格の高騰」…頭の中は常に難しい課題でいっぱいだ。特に、昨今の国際情勢の不安定さから、LNGの調達は綱渡りのような状況が続いていた。

「またLNGのスポット価格が高騰しているぞ…」「長期契約の次の手が見えない…」同僚たちの焦りの声が聞こえる。日本の電力はLNG火力に大きく依存している。もし供給が滞れば、大規模停電もあり得る。国民の生活、産業の活動が止まってしまう。そう考えると、毎日の胃痛は慢性的なものになっていた。

そんなある日、INPEXの担当者から、インドネシアアバディLNGプロジェクトに関する説明会に招待された。正直、INPEXとは普段から密に連携しているが、今回のプロジェクトの規模と意義には、目を見張るものがあった。

「年間950万トン規模のLNG生産。そして、CCS(二酸化炭素回収・貯留)を組み合わせることで、環境負荷も低減します。」INPEXの上田社長の言葉が響いた。「経済発展の著しいアジア、特にインドネシア国内からの強い引き合いも受けています。」

私は思わず前のめりになった。供給能力を超える引き合い。それは、アバディのLNGが、確実に必要とされている証拠だ。しかも、CCS導入でクリーンさを追求している。これは、私たちが目指す「エネルギー安全保障」と「脱炭素化」という二つの相反する目標を両立させる、まさに「現実的な解」ではないか。

説明会後、INPEXの若い担当者が言った。「このプロジェクトは、私たち社員一人ひとりの『夢』なんです。厳しい環境での開発ですが、日本の、そしてアジアの人々の生活を支えるLNGを、自分たちの手で届けられる。そう思うと、どんな困難も乗り越えられます。」彼の真っ直ぐな目に、私は胸を打たれた。

アバディガス田の開発は、2030年代初頭の生産開始を目指している。それは、今の私たちが直面しているエネルギー問題に、確かな光を灯してくれるだろう。私の仕事は、この重要なLNGを、いかに安定的に、そして効率的に日本の家庭や工場に届けられるか。INPEXがアバディで発掘しているのは、ガスだけでなく、私たちの「明日」なのだと強く感じた。INPEXの挑戦が成功することを、心から願っている。このプロジェクトが、日本のエネルギー安全保障に、そして私の胃痛にも、明るい未来をもたらしてくれることを信じて。

 

 

 

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INPEXの未来:成長戦略と投資家が追うべき羅針盤

 

中期経営計画と株主還元:成長とリターンを両立する戦略

INPEXは、2035年までの中間ビジョンとして、事業規模を60%拡大する方針を掲げています。この野心的な目標達成の柱となるのが、前述のアバディLNGプロジェクトと、既存のオーストラリア・イクシスLNGプロジェクトです。イクシスLNGプロジェクトも、年間約930万トンの生産能力を持つ大規模プロジェクトであり、2030年代前半には第3トレインの操業開始を目指すなど、既存資産の最大化にも余念がありません。

INPEXの財務戦略にも注目です。過去3年間で有利子負債の返済が進んだことで、財務体質が健全化しています。これにより、同社は「会社のプライオリティーを返済中心から成長投資と株主還元に移していく」と明言しています。これは、投資家にとって非常にポジティブなニュースです。

具体的には、2027年までの中期経営計画において、1株90円を起点とした累進配当の実施と、総還元性向50%以上を目指す方針を掲げています。累進配当とは、原則として配当を減らさず、業績が好調な場合は増配も検討するというものです。安定的な配当と、高水準の総還元性向(配当と自社株買いの合計額を純利益で割った比率)は、INPEXが株主価値の向上に積極的に取り組む姿勢を示しており、長期的な視点での投資魅力を高めています。

 

脱炭素化への適応と新規事業の展望

世界的な脱炭素化の流れは、エネルギー業界にとって避けて通れない課題です。INPEXもこの動きを真摯に受け止め、事業ポートフォリオの変革を進めています。

  • CCS/CCUSの積極推進: アバディLNGプロジェクトにCCSを導入する計画は、その象徴です。CO2の回収・貯留・有効利用は、化石燃料をよりクリーンに利用するための重要な技術であり、INPEXはE&P事業で培った地下の知見や掘削技術を活かして、この分野でのリーダーシップを目指しています。

  • 再生可能エネルギーへの参画: 地熱発電や洋上風力発電など、再生可能エネルギー分野への投資も加速させています。これは、収益源の多様化と、持続可能な社会への貢献を両立させる戦略です。

  • 電力関連分野への進出: 人工知能(AI)の普及による電力需要増大に対応するため、電力関連分野への進出にも意欲を示しています。2025年1月には北陸電力とエネルギーシステムの低炭素化で包括連携協定を締結するなど、具体的な動きも出てきています。これまでのE&P事業で培った洋上施設建設や地下掘削技術といった「INPEXならでは」の強みを活かし、電力インフラの構築や、クリーンエネルギーの供給において新たな役割を担う可能性を秘めています。

これらの取り組みは、INPEXが既存の化石燃料事業からの脱却を目指すのではなく、その強みを活かしながら、エネルギー転換期における多角的なソリューションプロバイダーへと進化しようとしていることを示しています。これは、変動の激しいエネルギー市場において、企業が生き残り、成長していくための極めて重要な戦略です。

 

競争環境と地政学リスク:常に意識すべき要因

INPEXのようなグローバルE&P企業は、常に厳しい競争環境と、地政学リスクに晒されています。

  • 他国の石油メジャーや国営企業との競争: 新たな油田・ガス田の権益獲得や、大型プロジェクトの開発においては、世界の巨大企業との激しい競争があります。技術力、資金力、そして交渉力が勝敗を分けます。

  • 資源ナショナリズム: 資源国が自国の資源をより強く管理しようとする動き(資源ナショナリズム)は、企業にとってのリスクとなる場合があります。

  • 地政学的な不安定性: 世界各地で発生する紛争や政情不安は、エネルギー供給の途絶や価格の急騰を招く可能性があります。INPEXは、特定の地域に依存しないポートフォリオの多様化を進めることで、これらのリスクを分散するよう努めています。例えば、米国LNGの調達についても関心を示すなど、供給源の多角化にも意欲的です。

これらのリスクを完全に排除することはできませんが、INPEXは長年の経験とグローバルなネットワーク、そして強固な財務基盤によって、これらのリスクに対処する能力を培ってきています。投資家としては、常に世界のエネルギー市場と地政学的な動向を注視し、INPEXの事業戦略との整合性を確認することが重要です。

 

投資家が「知るべき」INPEXへの投資判断

INPEXは、日本のエネルギー安全保障を担う戦略的企業であり、同時に、世界的なエネルギー転換の波に乗ろうとしている企業でもあります。

  • 魅惑的な成長と高配当: アバディ、イクシスといった大型プロジェクトの進展と、事業規模60%拡大の中期目標、そして累進配当と総還元性向50%以上という積極的な株主還元策は、長期的な成長と安定したインカムゲインを求める投資家にとって非常に魅力的です。

  • 変化への適応力: 天然ガスという「現実的な解」に注力しつつ、CCS/CCUSや再生可能エネルギー、電力分野への進出で、脱炭素時代にも対応しようとする柔軟な戦略は、企業の持続可能性を高めています。

  • 強固な財務と人材: 健全な財務体質と、世界中で活躍できる高度な技術を持つ人材は、INPEXの揺るぎない基盤です。

INPEXへの投資は、単に株式を購入するというだけでなく、日本の未来のエネルギー、そして世界の脱炭素社会への貢献を応援することにも繋がります。もちろん、原油・ガス価格の変動リスクや地政学リスクは常に存在しますが、これらのリスクを理解した上で、INPEXの描く壮大なビジョンと成長戦略に賭けてみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

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まとめ:INPEXが拓く、日本の「エネルギー自立」と「持続可能な未来」

INPEX(1605)は、日本最大の石油・天然ガス探鉱・開発・生産(E&P)企業として、日本のエネルギー安全保障を支える重要な役割を担っています。INPEXの事業セグメントは、世界各地で資源を発掘し、開発・生産する「石油・天然ガス開発事業」に集約されており、その活動はまさにグローバルなフロンティアへの挑戦そのものです。

インドネシアで動き出した総事業費3兆円規模のアバディLNGプロジェクトは、INPEXの将来の成長を牽引する「成長の柱」であり、同時に、脱炭素への移行期における天然ガス需要の増大と、その「現実的な解」としての役割を象徴するものです。特に、CO2排出量削減に貢献するCCS(二酸化炭素回収・貯留)技術を組み合わせる戦略は、環境と経済性の両立を目指すINPEXの強いコミットメントを示しています。

INPEXの強みは、巨大なガス田を発掘する技術力だけでなく、それを支える「」の育成にもあります。グローバルな環境で挑戦し続ける人材を育成する企業文化は、INPEXが変化の激しいエネルギー業界で持続的に成長していくための生命線です。INPEXは、既存のE&P事業で培った技術と知見を活かし、再生可能エネルギーや電力関連分野といった新規事業にも積極的に進出し、ポートフォリオの多様化と持続可能な社会への貢献を目指しています。

健全な財務体質と、累進配当・総還元性向50%以上を目標とする積極的な株主還元策は、投資家にとってINPEXが長期的な視点で魅力的な投資対象であることを示唆しています。原油・ガス価格の変動や地政学リスクは常に存在するものの、INPEXはそれらのリスクを乗り越え、日本のエネルギー自立、そして世界の持続可能な未来のために、挑戦を続けています。

INPEXの描く壮大なビジョンと、それを実現するための着実な戦略は、日本の産業を支え、私たちの暮らしを豊かにする基盤を創造し続けています。INPEXの挑戦が、今後の世界にどのような影響を与え、そして企業としてどれほどの価値を創造していくのか、引き続き期待して見守っていきましょう。

 

あくまで個人的な見解であり、投資を勧めるものではありません。投資は自己責任で行ってください。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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